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こんにちは、静華です。
初個展「霞香う」は先日無事最終日を迎えることができました。
展示にお立ち寄り頂いた皆様本当に有難うございました。



個展が決まったのがおおよそ1年前、
作品をつくる事以外にも、
什器の下調べや調達、ディスプレイを考えたり、
額装の準備などとにかく色々なことに奔走した期間でした。

歴史のある奥野ビル5階の1室、
アモーレ銀座ギャラリーに初めて訪れたときの感覚は今も覚えています。
日差しの暑い日、静かなビルの中は薄暗くひんやりとした空気で、
長く人が触れることによって重みの増した階段の手すりや一部塗装の禿げた床。

アモーレ銀座ギャラリーに一歩入ると、
清潔感のある真っ白な石の床と表情のあるグレーの壁の空間は、そこだけ異世界でした。
ここで個展をしたい、と強く思い、動き始めてから、当日まではあっという間でした。



前期のミ・アモーレGalleryは、後期よりも自由に遊びを入れたいと思っていたので、
今回は「静華の世界」とイメージして好きなものを詰込みました。
もともとハイファッションのコレクションを見るのが好きで、
自分の絵が印刷された生地を使ったジャケットを作ってみたいと思っていたので今回は形にしました。
ジュエリーデザイン画の額装も、普段の花の絵よりももっと遊んで額装ができたので、
最終的な形になるまではとても手がかかりましたが大満足です。


後期のアモーレ銀座ギャラリーでは、
お客様を迎えるゲストルームのような空間になって面白い展示になりました。
調光の具合でまったく違う雰囲気が作れるのもこのふたつのギャラリーの魅力だと思います。


今回あまり在廊できませんでしたが、
絵を迎えて頂く瞬間に立ち会うことができました。
そのうちのおひとりがある絵を前にしたとき、
「この絵が…」と呟いてふと記憶をたどるような眼になって、
その瞳が次第に、湖面に反射する光のようにきらきらと輝いていった様子が忘れられません。
私はまさにこういう絵が描きたかったんだ、と今思い出しても胸が熱くなります。
その方がどういう想いであの絵を見つめていたかはわかりません。
でもあのとき感じた体験は私の作家人生の中で宝物になると思います。


今回個展を開催するにあたって、本当に多くの方のご協力を頂きました。
ギャラリーのオーナーやスタッフの皆様には、
右も左もわからない私に本当に丁寧に対応してくださいました。
そして会期中、たくさんの方に展示にお越し頂き、
お花や差し入れなどたくさん頂戴しました。
在廊できず直接お礼を言えなかった方には、この場を借りてお礼を申し上げます。
有難うございました。



次の展示の予定は、4月18日より東京都美術館にて開催される公募展、
ベラドンナ・アート展です。
こちらではF30号の新作を1点出展します。
たくさんの作品が集まった見ごたえのある展示です。
お時間がありましたら散歩がてら立ち寄り頂けると幸いです。

・静華・


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プロフィール
HN:
静華
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
自分の心象と死生観をベースに絵を描いています。
絵墨や顔彩を使っています。

展示予定:
2019年4月18日~
東京都美術館
ベラドンナ・アート展
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